本日は神学校週間にお招きくださり感謝いたします。
私は東京バプテスト神学校教会音楽科マスターコースを修了し、その後大井バプテスト教会の音楽主事として約31年間仕えてまいりました。
東京バプテスト神学校は、北関東・東京・神奈川地方連合三連合立の神学校です。いつも、お祈りと尊い献金を心から感謝いたします。
特に他神学校にはない「教会音楽科」を備えており、教会形成に大切な「礼拝音楽」を学び、音楽を通して信徒を神賛美へと導き、会衆による賛美を豊かに、また会衆を訓練、教育し教会形成のために信徒を導くことを学びます。
「音楽」と聴くと、歌を歌うこと、楽器が弾けること。と思い浮かべるかもしれませんが、、神は私たちを創造した時から「神賛美の器」として想像されていたのです。(詩編102:19)私たちの命を創造された方は、創造主を礼拝することを求めておられ、神ご自身が礼拝を整え、礼拝する民を招いてくださいます。神は私たちの命を喜び、日々の命の感謝を携えて、礼拝に集うことを大変喜ばれます。
しかし礼拝堂での礼拝出席が叶わない方もおられるでしょう。それでも神は一人ひとりの心を見ておられます。また何かができる、できないに関わらず、神は「あなたの存在」を一番喜ばれているのです。その存在によって「隣人と共に生きよ」との神からのメッセージをいただいています。ローマの信徒への手紙15:1-7に書かれている通りなのです。たとえ認知症であれ、寝たきりであれ関係ありません。「あなたの存在」つまり命のある限り生き抜く姿そのものが神賛美だということです。このメッセージは本当に私たちの励ましの言葉です。今朝もご一緒にこのメッセージを聴いてまいりましょう。