礼拝

ヨナ書3章1-10節  『悔い改めを喜ぶ主』 岩波久一

1.ヨナに与えられた素晴らしい恵み

ヨナに与えられた人生は、一旦、神の言葉に逆らい、大きな罪を犯しました。その罪故に死に面したが、神の深い憐みにより再び新たな人生が与えられ、神の言葉を伝える最初の使命、それはニネベの市民に神の言葉を伝えるという使命を受け、罪による滅びの道を歩んでいるニネベの市民に滅びの警告を語り告げたのです。

 

2.主はすべての人が悔い改めることを望む

神の愛は、いつの時代にあっても、すべての人が罪を悔い改め、救われることを望んでおられます。ヨナは、おそらく、神の愛と憐みを深く覚え、ニネベの市民に向かって、「悔い改め、罪と滅びから救われよ。」と叫び、真剣になって語り続けたのでしょう。ニネベの市民は、ヨナの言葉を心に受け止め、悔い改めの態度を明確に示すために、粗布を身にまとい、断食をもって、悔い改めを示しました。身分の高い者も、低い者も、王様も、王座から下り、粗布を身にまとい、断食を持って悔い改めを示したのです。ニネベの市民全体が悔い改めたのです。

 

3.真実な悔い改めは、方向転換です。

私たち信仰者は、真実に悔い改めたクリスチャンでありたいと思います。信仰により悔い改めは、完全な方向転換であると言われています。信仰における悔い改めは、自分を主として生きる生き方から、神を主として生きることです。

イエス様は、弟子たちに言われました。「私について来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分の命を救いたいと思う者はそれを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。」この御言葉に生きるとき、悔い改めが、本人の信仰が真実として生きてきます。

 

 

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