礼拝

『テモテへの励まし』 テモテへの手紙一 6章11〜16節 大内 徹志

テモテは、父親がギリシャ人、母親はユダヤア人でした。そのためにパウロからエフェソの教会のことを委ねられたときに、ユダヤ人にもギリシャ人にも受け入れられるようにとの配慮からでしょうか、本来必要のない割礼を彼に施しています。エフェソは小アジア(今のトルコ)の西部に位置していて東西の交通の要衝です。ここにはアルテミス神殿が在り、女神アルテミスを信じ、経済的基盤をそこにおいて生活している人々が沢山いました。エフェソの教会の中でもその影響を受けている教会員が少なからず存在していたと思われます                           
また、ユダヤ人の信徒の中で特に年長者の中には、まだイエス・キリストを受け入れていない信者が沢山いたと思われます。その様な環境の中で、パウルは年若いテモテの信仰を見て「神の人よ」(6: 11)と呼んで、教会の指導者として教会を正しい信仰へ導くように委ねていきます。そして「神は、定められた時にキリストを現わしてくださいます。神は、祝福に満ちた唯一の主権者、王の王、唯一の不死の存在、近寄り難い光の中に住まわれる方、だれ一人見たことがなく、見ることのできない方です」(6:16)。だから、「信仰の戦いを立派に戦い抜き(6:12)」なさいと手紙に書き励ましています。                               
この励ましの手紙は、テモテへだけでなく、現代の私たちへ宛てた励ましの手紙でもあります。                                 
日本では季節ごとに、また行事ごとに異なった目に見える神社仏閣の神々を礼拝する習慣が多く存在している中で、「だれ一人見たことがなく、見ることのできない方」を信じることの難しさは誰でも経験していることでしょうが、私たちは唯一の救い主、主イエスはいつも私たちと共におられることを信じて、信仰の戦いを立派に戦い抜いていきたいものです。

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